会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。

RUSH BALL

大阪府・泉大津フェニックス

力竹総明

(グリーンズコーポレーション)

東日本大震災の影響を含め、開催・運営についての例年との違い

ミュージシャンのスケジュールや各地の動向の変化を受け、今年に限り1週間開催を延期しました。RUSH BALLは10数年「夏休み最後の日曜日」とうたっていましたので、夏休みが明けてからの開催は初めての経験でしたが、思いのほか一般発売日以降のチケットの出足が遅かった気がします。しかし、全体的なチケットの伸び悩みは夏フェスに限らなくなっているのではと思います。

会場に集まった観客の様子や動員面での例年との違い

動員は一概に震災の影響だけではない(宣伝力や気温・天候も含め)と思うので、違いはわかりません。

出演アーティストのモチベーション、MCの内容、セットリストにおける変化

出演者が震災や復興のメッセージを伝えるかどうかより、人間として今、何をすべきか、感じるべきか、行なうべきかをオーディエンスがどうとらえていくかの問題なので、RUSH BALLの出演者の変化はさほど、僕自身は感じませんでした。今そこにいるオーディエンスに熱き音と気持ちを伝えているのはいつも通りなので。


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