会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。

SUMMER SONIC

千葉県・QVCマリンフィールド&幕張メッセ 大阪府・舞洲サマーソニック大阪特設会場

清水直樹

(クリエイティブマンプロダクション)

東日本大震災の影響を含め、開催・運営についての例年との違い

まずは東京会場の幕張も被災地であったので、液状化や地割れで使えないエリアがあったことです。そのために、通常使っていた導線を変えたり、スタジアム外周のステージをメッセ内に移動したり、キャンプエリアは規模を縮小するなど様々な選択をしました。スタジアム、メッセの節電はもちろんですが、電源車で自ら電気を起こして使用するという作業を通常以上に多用して、一般電源をなるべく使わないようにしました。セキュリティは地震と津波を想定した避難訓練を行なうなど、非常時に備える準備を徹底しました。

会場に集まった観客の様子や動員面での例年との違い

動員はここ数年で最高の23万人(サマソニ東京&大阪、ソニックマニア東京)を記録しました。お客さんは例年と違った雰囲気は別にありませんでした。心の中に震災のことをとどめつつ、皆がこの期間は音楽を、フェスを楽しもうという気持ちだったと思います。

出演アーティストのモチベーション、MCの内容、セットリストにおける変化

X-JAPANがライヴを中断して黙祷を始めた時は、真夏のスタジアム全体がシーンとして、一瞬フェスではない異空間になりました。KORNはアメリカで決まっていたショウをキャンセルして来日してくれましたが、ショウの中で日の丸を掲げた時の地響きのような歓声はすさまじかったです。やはりアーティストが何かアクションをおこしてくれた時の反応は大きい。サマーソニックでは東京1000万円、大阪500万円の義援金を出す決定をしましたが、これはチケットを買ったお客さんからの義援金だと思っています。


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