会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。

ジー・アイ・ピー

東北に遠慮せず、全国でどんどんコンサートを

東日本大震災で亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。また、被災地の一日も早い復興を願い、我々一同もがんばって参ります。この度は、ACPC様はじめ、たくさんの皆様より物資のご提供、ご支援、励ましのお言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。
東日本大震災は、明治維新以来、第二次世界大戦に次ぐ規模の災害として我々の記憶に残る出来事になると思います。
仙台市青葉区の中心部にある弊社は、ビルにヒビが入ったものの、社員および家族にも大きな被害はありませんでした。
4月14日現在、仙台市内の電気と水道は90%復旧し、都市ガスも85%復旧しています。スーパーやコンビニも90%程度、営業を開始しており、日常生活を取り戻しつつあります。しかしながら、東北地方が受けた被害は甚大です。現在は仮設住宅の工事も始まりましたが、宮城県で約46,000人が避難所での不自由な生活を余儀なくされております。
そのような中で、4月10日には、ピー・エム・エージェンシー様のご尽力により沖縄で開催されたチャリティーコンサートを東北各地のライブハウスで生中継いたしました。仙台会場には、874人もの方にご来場いただき、募金箱には27万円の義援金が寄せられました。この日をもって仙台からエンタテイメントのスタートができたこと、また、東北は元気であるということを全国に発信することができたと感じております。
全国の関係者の皆様には、東北に遠慮せずにどんどんコンサート、イベントを開催して欲しいと願っております。日本の経済が活性化することが被災地のためになります。
この災害がもたらした悲しみと悔しさは、言葉では言い表せないほど深いものであります。しかしながら、1日でも早く東北が元気を取り戻せますよう、GIP社員一同、復興を目指し前進いたします。
今後とも、東北地区、特に被災地に対して、皆様より変わらぬご支援のご継続の程、何とぞよろしくお願い申し上げます。


同じカテゴリーの記事

[SPRING.2024 VOL.51] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 35 松本隆(作詞家)

[AUTUMN.2023 VOL.50] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 34 さだまさし(シンガー・ソングライター、小説家)

[AUTUMN.2023 VOL.50] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 33 島田慎二(B.LEAGUE チェアマン)

[SUMMER.2023 VOL.49] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 32 檜原麻希(株式会社ニッポン放送 代表取締役社長)

[SPRING.2023 VOL.48] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 31 横田健二(日本舞台技術スタッフ団体連合会 代表理事)

[WINTER.2023 VOL.47] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 30 都倉 俊一(第23代文化庁長官)

[SUMMER.2022 VOL.46] 中西健夫ACPC会長連載対談 SPECIAL 音楽4団体座談会

[SPRING.2020 VOL.45] 3つのディスカッションから見えてきた、スポーツとエンタテインメントの接点

[SPRING.2020 VOL.45] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 28 大宮エリー(作家/画家)

[WINTER.2019 VOL.44] イギリスに学ぶ「ライブ・エンタテインメントへのアクセシビリティ向上」

もっと見る▶