会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。

スポーツとライブ・エンタテインメント 両者のコラボを多角的に検証した1日 2019年4月9日 大阪・パナソニックスタジアム吹田


撮影:小嶋秀雄

最高の会場で大阪開催実現 障害者対応も徹底考察

▲メインの会場となったVIPエリアは、全国から参加した皆さんで満員に

平成31年度のACPC人材育成研修会は大阪にて開催。パナソニックスタジアム吹田を会場に、現在のACPCにとって重要なテーマである「スポーツとライブ・エンタテインメントでのスタジアム・アリーナの共用」「コンサートにおける障害者対応」について、トークセッション、講演、会場視察を通して多角的に考察した1日となりました。司会を務めたのは鏡孝彦専務理事。鏡専務理事からの紹介で中西健夫会長が登壇し、開会の辞を述べて人材育成研修会は幕を開けました。

「大阪で研修会を開催したいとずっと考えていました。パナソニックスタジアム吹田というこの素晴らしい会場で、平成最後の研修会を行うことができて大変うれしく思います。ACPCの基礎調査によると、長年ライブ・エンタテインメント市場は右肩上がりでしたが、現在は横ばいになっています。これは会場が改修によって一時的に使えなくなっていることが主な原因で、市場自体はまだまだ伸びていく力を秘めています。未来は明るいけれど、足元を固めなくてはいけないのが我々の置かれた立場であり、そのためにも会場の整備は大事なテーマになります。現在、全国で約20のスタジアム・アリーナの建設が予定されているそうですが、どこも主催者側とお客さんにとって使いやすいものにしなくてはいけません。今年3月に日本トップリーグ連携機構の皆さんとともにECSAを立ち上げたことには、そういった背景があります。」

ここで中西会長が日本トップリーグ連携機構の田口禎則理事・事務局長を呼び込み、「ECSAセッション」と題したトークがスタート。パナソニックスタジアム吹田の設備と民間による運営、障害者対応の先進性を語り合い、スポーツ界とライブ・エンタテインメント界の良い点をかけ合わせ、お互いが学び合うことで見えてくる未来像を強調したセッションになりました。

その後、講演、会場視察と続いた研修会終了後には懇親会、二次会も用意され、全国加盟社の皆さんの間でも活発な意見が交わされました。

▲開会の挨拶をする中西健夫会長(左)。その後、田口理事も加わりトークセッションへ


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