会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。

新しい世代のバンドへ広がる興味

続いてはTシャツ姿の真面目そうな男性。25歳で仕事は製造業だそうだ。

 「X JAPANがきっかけになって、日本のバンドのことを調べているうちに、VAMPSやthe GazettEも好きになりました。今はONE OK ROCKも聴いていて、台湾でのライブにも行きました。すごくいいライブでしたね。日本のバンドは、それぞれ独自のスタイルを持っている。個性が豊かだと思います」

以上が会場で耳にした主なファンの声だが、こちらの予想以上に皆J-POP/J-ROCKに詳しく、言葉の壁を越えて歌詞までよく把握していることに驚いた。また、X JAPANを入口にして、徐々に新しい世代の日本のバンドへと興味を広げていく聴き方をしている男性の話からは、今後の市場の成長を予感できた。

台湾のファンはthe GazettEから、ヘッドバンギングなどのステージマナーを学んでいるようだった


同じカテゴリーの記事

[SPRING.2024 VOL.51] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 35 松本隆(作詞家)

[AUTUMN.2023 VOL.50] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 34 さだまさし(シンガー・ソングライター、小説家)

[AUTUMN.2023 VOL.50] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 33 島田慎二(B.LEAGUE チェアマン)

[SUMMER.2023 VOL.49] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 32 檜原麻希(株式会社ニッポン放送 代表取締役社長)

[SPRING.2023 VOL.48] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 31 横田健二(日本舞台技術スタッフ団体連合会 代表理事)

[WINTER.2023 VOL.47] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 30 都倉 俊一(第23代文化庁長官)

[SUMMER.2022 VOL.46] 中西健夫ACPC会長連載対談 SPECIAL 音楽4団体座談会

[SPRING.2020 VOL.45] 3つのディスカッションから見えてきた、スポーツとエンタテインメントの接点

[SPRING.2020 VOL.45] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 28 大宮エリー(作家/画家)

[WINTER.2019 VOL.44] イギリスに学ぶ「ライブ・エンタテインメントへのアクセシビリティ向上」

もっと見る▶