会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。

ケース13

対応が必要な状況、お客様の要望やトラブル

他のお客様より、車椅子のお客様が車椅子から立って観覧しているとクレーム。ライブハウスで車椅子スペースがなく、最前の見切れ部分で観覧していただいたため、他のお客様からすれば不公平だと感じたよう。(車椅子のお客様の整理番号は1000番以降)

対応の内容

終演後にクレームを受けたので、実際に立って観覧していたかは確認できず。同様のケースがドーム公演でも多く、見た目が明らかに健全そうと判断できた場合、お声掛けし、自席でのご観覧か、車椅子スペースで着席でのご観覧を促しました。

その後の展開、予防策

常設の車椅子スペースが設けられていないライブハウスなどは、前方の見切れから無理やりスペースを作ることが多く、通常より近くで見られると他のお客様が勘違いしがちなので、スペースの場所を考えてご案内するようにしました。

ケース14

対応が必要な状況、お客様の要望やトラブル

呼吸器など電源を必要とする障害の方がご来場された。

対応の内容

壁のコンセントから電源を引きましたが、電源が途中で落ちるトラブルもありました。畜電源が作動したため、大事にはいたりませんでした。

その後の展開、予防策

障害の度合いをお聞きするのは気が引けることもありますが、より細かな情報も必要だと感じました。

ケース15

対応が必要な状況、お客様の要望やトラブル

視覚に障害があるお客様が来場された。

対応の内容

お席までこちらでご案内して、終演後もお迎えに行くという対応をとりました。

その後の展開、予防策

丁寧な対応でお客様にも喜んでいただきました。

ケース16

対応が必要な状況、お客様の要望やトラブル

握手会来場者の母親から「大勢の人混みだと息子は恐怖心に煽られ、理性を失う事があるので、小部屋を設けて握手をさせたい」との要望。

対応の内容

主催者側の判断により、パーテーションで囲み、個別での対応をしました。

その後の展開、予防策

今回だけの例外対応になるので、次回からは通常の運営方針に従えない場合は来場をお断りすることをご説明した。


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