会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。

「こじ開ける」こと 「期待に応える」こと

客席は開演15分前には、ほぼ満員。予定の18時から少し遅れて、トップバッターのThe BONEZが登場。正直なところ、The BONEZの台湾での知名度は高いとはいえないと思うが、コアなロックバンドらしい演奏と客席に飛び込むパフォーマンス、そして英語を駆使したMCで確実に観客の心の扉をこじ開けることに成功していた。続いて19時にthe GazettE、20時10分にVAMPSがステージに。この2組は勝手知ったるホームグラウンドのごとく、客席と一体となったライブを披露し、充分この日を待ち望んでいたファンの期待に応えていた。

 「こじ開ける」ことと「期待に応える」こと。海外の観客に日本の音楽を届けるための2つのやり方が、「JAPAN NIGHT in TAIPEI」では明確に示されたと思う。
(君塚太)。

VAMPSは「押し引き」が巧みなステージングで観客をファンタジーに誘う


同じカテゴリーの記事

[SPRING.2024 VOL.51] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 35 松本隆(作詞家)

[AUTUMN.2023 VOL.50] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 34 さだまさし(シンガー・ソングライター、小説家)

[AUTUMN.2023 VOL.50] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 33 島田慎二(B.LEAGUE チェアマン)

[SUMMER.2023 VOL.49] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 32 檜原麻希(株式会社ニッポン放送 代表取締役社長)

[SPRING.2023 VOL.48] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 31 横田健二(日本舞台技術スタッフ団体連合会 代表理事)

[WINTER.2023 VOL.47] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 30 都倉 俊一(第23代文化庁長官)

[SUMMER.2022 VOL.46] 中西健夫ACPC会長連載対談 SPECIAL 音楽4団体座談会

[SPRING.2020 VOL.45] 3つのディスカッションから見えてきた、スポーツとエンタテインメントの接点

[SPRING.2020 VOL.45] 中西健夫ACPC会長連載対談 Vol. 28 大宮エリー(作家/画家)

[WINTER.2019 VOL.44] イギリスに学ぶ「ライブ・エンタテインメントへのアクセシビリティ向上」

もっと見る▶