会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。

啓発こそがHIV感染予防最大のワクチン

日本武道館で開催された『THE VARIETY 20』のフィナーレ

活動開始20年。広がるエイズ啓発の輪

 新しい世代を担う若者たちの未来のために、エイズに関する正しい知識を広めることを目的としたAct Against AIDS(以下、AAA)。2013年には活動21年目を迎えるAAAの軌跡や意義を改めて振り返ります。
1993年に大里洋吉氏(アミューズ)、金子洋明氏(MSエンタテインメント)、内野二朗氏(キョードーグループ、後のACPC会長)が発起人となり、NGO(民間団体)として活動を開始。エイズに関する知識や理解が乏しかった当時、いち早くその啓発の必要性を訴え、多くのアーティストや俳優、業界関係者、団体が賛同しました。ACPCも団体設立時より後援団体としてAAAに関わっており、現在は音楽業界、エンタテインメント業界を中心に250社以上が運営会員として参加しています。
具体的な活動として挙げられるのは、まず毎年のコンサート。特に団体の活動のシンボルとして力強いメッセージを発信するのが、12月1日の「世界エイズデー」に全国で開催される「AAAコンサート」です。多くのアーティスト・俳優がボランティア出演し、音楽やエンタテインメントを通してエイズへの関心の喚起を訴えています。
20年目となった今年は、毎年恒例の日本武道館での公演を『THE VARIETY 20』と銘打ち、初の2DAYSを実施。初日を東日本大震災の復興支援、2日目をエイズ対策支援と位置付けて開催されました。また例年同様の開催地(名古屋、大阪など)に加えて、青森でも初開催。日本を代表するアニソンのアーティストが結集した初の「アニソンAAA」も行われました。その規模は全国6都市9会場にまで拡大され、約120組のアーティスト・俳優が参加しました。コンサートの収益金や公演会場での募金は、AAA運営事務局、ユニセフ、エイズ予防財団、HIVと人権・情報センターなどの団体を通じて、国内外のエイズ啓発活動、感染者・患者への支援活動へ寄付されます。
また、上記の収益金と募金、そしてAAA運営会員社の支援により、エイズ啓発のパンフレット、ポスター、パネルも毎年作成されています。これらは全国の中学校や高校、保健所などでのエイズ教育や地域イベントに活用され、現在は全国650の学校・保健所などと連携、エイズ啓発の草の根活動が展開されています。
「啓発こそがHIV感染予防最大のワクチン」を理念とし、幅広い層に向けてエイズと向き合うきっかけ作りをするAAAに、ACPCも引き続き協力を行って参ります。

全国の中学校や高校、保健所などで展示されるエイズ啓発のパネル


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