会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。

プライベート感溢れるミュージックレストラン 六本木スプラッシュ

エントランスを入るとまず飲食フロア

ACPC加盟社である全栄企画が六本木にあるミュージックレストラン、スプラッシュの運営を開始したことは前号でお伝えしましたが、同所は東京のライブシーンの中でもかなりユニークな存在になりそうです。スプラッシュはCDの流通事業やレーベル運営だけではなく、石川県加賀市の日本元気劇場を拠点に劇団公演も行なう会社、マルチバイブレーションが所有するスペースで、同社と業務提携する全栄企画が昨年11月より運営を手がけるようになりました。ご存知の通り、全栄企画もコンサートやミュージカルにとどまらず、歌舞伎や宝塚など幅広いジャンルを扱う社であり、まさに音楽を中心に様々な文化がクロスするスペースの誕生が期待されます。

ライブスペースは1Fと2Fが螺旋階段でつながっている

スプラッシュが目指すライブ・エンタテインメントとはどんなものなのか。また、ACPC各社との接点はどこにあるのか。全栄企画の樋口弘一さん(マネージメント部プロデューサー/スプラッシュ運営チーフ)、佐野直哉さん(営業企画部/スプラッシュ運営担当)、そしてマルチバイブレーションの総合プロデューサーである吉田晴彦さんに伺いました。

好立地の「大人の隠れ家」

正面から見たステージ

樋口:スプラッシュは、六本木という立地が何よりポイントになると思います。六本木には大人向けのライブ・レストランが多いですが、その中でもあまり目立たない通りにあるということもあり、「大人の隠れ家」といったニュアンスを強くアピールができればと思っています。

佐野:ミッドタウンと六本木ヒルズのちょうど中間で、六本木の中心部であるにもかかわらず閑静な住宅エリア。ミスマッチで不思議な立地なんですよ。

吉田:この辺りを休日に歩いていると、上品な老夫婦とすれ違うこともありますし、30代くらいのカップルも見かけます。近くには美術館もありますし、もちろんショッピングも楽しめる。そういった様々な年代の方のライフスタイルに合わせた音楽を楽しめる場にしたいですね。ライブにしろ演劇にしろ、ちょっとプレミア感がある娯楽を提供できると思いますし、音楽をキーワードにした社交場として認知していただければと思います。

現在はシンガー・ソングライター・橋本ひろしが毎週金曜日にライブを行なっている

樋口:ライブと飲食に関する設備はすべてありますので、イベント内容に応じて、いかようにも使っていただくことができます。もちろんライブだけの使用でもOKですし、例えばビュッフェ形式であるとか、お客様一人ずつに配膳する形でも、ケース・バイ・ケースで対応ができます。

吉田:メジャーなアーティストの方が、ここで打ち上げをやるとか、プライベートに近い感じでライブをやるという使い方もあるでしょうね。実際に既にそういった使い方もしていただいたこともあります。

樋口:フードも込みのファンクラブ・イベントなどでも使用例がありますね。きちんとしたステージを演出できる中で、飲食ができるというところがやはり大きくて、一般企業の方のパーティーユースもあります。

佐野:一方で、新人発掘というライブハウスの原点も大切にしたいですね。例えば平日の昼間を利用して、1500円くらいのチケット代でアマチュア・バンドを5組ブッキングするようなステージも企画できればと思います。それとレコード会社のコンベンションライブや新人アーティストのリリースパーティーなどでも、ぜひ利用していただきたいですね。

樋口:六本木という場所柄、使用料が高めの設定だと思われるかもしれませんが、ACPCの加盟社の皆さんであれば、WEBサイトなどに掲載されている一般向けの料金表とは、別の設定を考えることも可能です。私どももプロモートや制作業務をやっておりますので、イベント一つに対しての予算規模であるとか、制作費のバランスについての認識は充分あります。そのあたりはチケットの単価設定、動員目標などをお伺いした上で、ご相談させていただければと思います。例えばチケットの販売ルートの一つとして、弊社を使っていただくことも可能ですし、宣伝についてなど、ご協力できる部分は多いと思いますね。
※お問い合わせは全栄企画(03-6406-0607)まで。
http://www.splash-go.com/


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