会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。

ACPC20周年記念事業 研修会&Anniversary Party 開催!

感謝の気持ちと未来への可能性に溢れた1日

まだ肌寒さが残っていたものの、気持ちの良い快晴だった2月25日、ACPCの団体設立20周年記念事業が、品川プリンスホテルにて行なわれました。
記念式典からスタートしたこの日に用意されたのは、業界のキーパーソン達を講師にお招きした4枠の研修会から、Anniversary Partyへと続く濃密なプログラム。セレモニー的な意味合いだけではなく、コンサート・ビジネス、ライブ・エンタテインメントの未来を来場いただいた皆さんとともに考える1日になりました。

(左)満員となった研修会の会場(右)永田友純会長を中心にAnniversary Partyで勢揃いしたACPC役員

会長挨拶に込められたACPCの歩み

スクリーンを使ったわかりやすいプレゼンテーション

ACPC 20周年記念事業の舞台となったのは、品川プリンスホテル内にあるクラブexと宴会場。クラブexは珍しい円形フォルムを活かした多目的ホールで、同ホテルに隣接しているエプソン品川アクアスタジアム内のステラボールと並び、新しいタイプのライブスペースとしても注目を集めています。
ACPCらしいセレクトとなった同会場で、記念式典がスタートした13時頃には、会員各社の若手スタッフの方々を中心に、満員のお客様が詰めかけました。

鏡孝彦常任理事(グリーンズコーポレーション代表取締役)の司会進行のもと、登壇した永田友純会長(ホットスタッフプロモーション代表取締役)は、以下のように開会の挨拶を務めました。

「今から20年前、1988年(昭和63年)にACPCは任意団体として設立されました。20年前のコンサート・ビジネスは、現在のように環境も整備されておらず、全国の公演本数は現在の60%に過ぎませんでした。
そんな状況の中、ACPC設立のきっかけとなったのは、JASRACとの著作権使用料に関する交渉です。当時のコンサート・プロモーター各社は、使用料の交渉対象として認められていませんでしたが、ACPCの設立によって話し合いが可能となりました。そして、2年後の1990年(平成2年)に当時の通産省より認可を受けて社団法人になり、JASRACとの団体協定を締結するに至りました。以後、社会的にも経済的にも健全な協会運営を行ない、本年をもって節目となる20周年を迎えることができました。

客席からは積極的に質問が投げかけられた

20年という年月はとても長い道のりです。その間、役員を務めていただいた方々はもちろん、正会員の皆様にも、文字通り手弁当でご尽力をいただき、心より感謝申し上げます。皆様がその力を結集してくださったからこそ、コンサートにおける消費者問題の研究や、東京工科大学への寄附講座も実現できたのだと思います。これらは単なるマーケティングにとどまらず、文化としてのコンサート事業の意義を、次世代へ伝える公益法人としての重要な役割だと考えています。

今後、ますますライブ・エンタテインメントへの需要は高まっていくものと思われます。それに伴ってACPCの役割もさらに大きくなっていくでしょう。そして、これからのACPCを担っていくのが、本日お集りの若いスタッフの皆様だと思います。この後、業界の最先端の情報をお持ちの講師の方々による研修会が開催されますが、研修会の内容が皆様の知識とスキルのアップに結びつき、ひいては業界の発展へとつながれば幸いです」

プレミア感が高かった研修会

Anniversary Party会場で広がる歓談の輪

これまでのACPCとコンサート事業者の発展へご尽力いただいた方々への感謝と、若いスタッフへの期待を込めた永田会長の挨拶に続き、いよいよ研修会がスタート。アーティスト/プロデューサー、コンサート制作者、大手企業の顧客対応のエキスパート、チケット事業者など、それぞれの立場から業界の最前線でビジネスを展開されている方々が講師に起用された本研修会は、まさに20周年記念事業に相応しいプレミア感がありつつ、明日からの仕事にすぐに役立つような実践的な内容になりました(各講座の詳細については本誌2面でお伝えしています)。全4枠、のべ5時間以上に及んだロングラン講座だったにもかかわらず、客席の集中力が落ちなかったことは特筆に値するのではないでしょうか。

そして、真剣な議論が尽くされた研修会に続いては、一転してリラックスしたAnniversary Party(懇親会)へ。永田会長を中心にACPCの役員がご紹介を受けた後、団体設立から現在に至るまでACPCを一貫してバックアップしてくださっている後藤由多加さん(フォーライフエンタテインメント代表取締役)に乾杯のご発声をいただき、歓談の輪が徐々に広がっていく中、ACPCの記念すべき1日は幕を閉じていきました。


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